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EverLearning!

野本 竜哉 による、ICT機器を活用した学習の動向をレポートするブログ。ここでの投稿内容は、所属組織を代表するものではなく、あくまで個人としての情報発信となります。

レンズスタイルカメラ「ILCE-QX1」を購入しました(簡易レビュー)

先日、ソニーのα7sというカメラを購入したのですが、それに引き続き「QX1」というカメラを購入しました。

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これはレンズではなくカメラです(笑)。先端部分のレンズは交換が可能で、望遠レンズや高画質の単焦点レンズなど、状況に合ったものを装着できる「レンズ交換式ミラーレスカメラ」ですが、先日ご紹介したQX100と同様、液晶モニタが付いていない(スマートフォンの画面を借りて撮影する)という特徴を持っています。この商品、発表された時から「これは是非とも購入しよう」と考えていました。理由は単純で「これほどICTを使った学校の授業風景取材に適したカメラは無い」と考えたからです。
(本ブログにQX1の検索で辿り着いた人の為に補足しておくと、当方は学校でのICT活用を推進する為に電子書籍やレポートを多数執筆しており、公開授業や講演会の模様を撮影し投稿する際にレンズスタイルカメラをかれこれ1年くらい愛用しています)

公開授業では主にタブレット等を活用している生徒さんの様子を後方から顔が写り込まないように撮影します。たとえばこんな感じ。(※こうした写真撮影は勿論許可を取得して行っています)

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こうした写真は教室の後方からズームを使って撮影しますが、もの凄い人数が集まる公開授業だと手を高い所に伸ばし、かなり上方から撮影をするケースがあります。そうした時に一眼レフカメラだとどうしても撮影がしにくい。QXシリーズは、片手でカメラを持ち、もう片方の手でスマホの画面でフレーミングを確認しながら撮影できるので非常に便利なのです。かつ、直ぐにスマホにリサイズされた画像が飛んでくるので、そのままTwitterにほぼリアルタイム投稿して「公開授業実況中継」なんて事もしたりします。スマホのカメラがいくら進化したといっても、こうしたシーンだとどうしてもズームやフレーミングがしにくいので、QXの「カメラと画面が分離出来る」という特徴が極めて便利に使えるわけです。

今回は16-50mm(QX1に装着すると24-75mm相当)のレンズが附属しているセットモデルを購入しました。
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こちらの写真は昨年から愛用しているQX100との比較。手前がQX100、奥がQX1です。少々、QX1の方がレンズのぶんだけ大きいですが、レンズを外すと殆どサイズは同じ。どんなレンズを装着するかで大きくサイズや重さが変わってきます。

QX100も非常に活躍してくれたカメラだったのですが、ズームした時の接写能力が弱かったり、もうちょっと遠くまでズームしたい時に一声足りなかったり、暗い場所での撮影が少々苦手だったりと、惜しい部分が色々とありました。そこで、今回のQX1で目的のシーン(公開授業ならばズームが出来てコンパクトなレンズを、講演会などの記録ならば固定焦点で明るいレンズを、等)にあったレンズを装着し、撮ったその場でどんどんスマホに転送、SNS等にシェアして記録を残すということをやってみようと思っています。
QX100の画質もかなり素晴らしいものですが、QX1はさらに大型のAPS-Cサイズのセンサーを搭載しているだけあって、画質は素晴らしいものがあります。特に被写体の前後がふわっとボケてくれるのがいいですね。(α7sのようなフルサイズカメラだと更にこのボケ味が素晴らしくなりますが、QXシリーズの良い所はそのコンパクトさ故に常時携帯できることにあります)

ただ、ひとつQX1にはQX100と比べて(自分の用途では)致命的と言える欠点がありました。それは、iPhoneと組み合わせたときのWiFi接続時の振る舞いです。

QX100とQX1ではWiFiスマホと接続する際の仕様が変わっているようで、QX100ではできていた「スマホ<->カメラ と スマホ<-> ネット接続の両立」が、QX1では出来なくなっているようなのです。
殆どのスマホは、4Gなどの携帯電話ネットワークよりもWiFiを優先的に接続しに行きます。携帯電話の電波が良い場所でも、過去に接続したことのあるWiFiがある場所ではそちらに接続して、通信はWiFi経由で行おうとします。(街中で混み合っているWiFiスポットに接続すると急に速度が落ちるのはこのため)
QXシリーズはスマホWiFiで接続して撮影を行うのですが、QXシリーズのカメラには当然、インターネット接続機能はありません。しかしスマホから見るとWiFiに繋がっている=そっちで通信をしようとするので、QX1がiPhoneに接続されている間、iPhoneはインターネット接続が出来ない事になります。

ところがQX100ではiPhoneと接続しても「WiFi接続中」とは認識されず、4Gのネット接続とカメラのコントロールが同時並行で行えていました。そのため撮影して、すぐにTwitterに投稿(当然インターネット接続が必要)し、また次の撮影に戻る、というのがシームレスに行えていたのですが、QX1だと投稿したい時にいったんWiFi接続を切断しないといけない。このワンステップが非常に不便です…。ちなみにAndroidだと、撮影用のPlay Memories MobileというアプリからTwitterなどの別アプリに切り替えた時に、自動でカメラとのWiFi接続を切断してくれます。これはiPhoneではなく、Xperiaを買えというソニーの策略なんでしょうか(笑)

ただ、QXシリーズは一端カメラとのWiFi接続を切ると、再接続するまでに時間がかかるケースがあります。この事象iPhoneAndroidも共通。これで撮りたいシーンを逃してしまっては、カメラとして致命的な問題点です…。今の所、未解決なのですが、もし、設定方法などが分かる方がいらっしゃったらTwitter(@tatsunomo)でもFacebook(野本竜哉)でも、教えて頂ければと思います。
※ちなみにα7sをスマホ側からコントロールする「スマートリモコン」を使った場合でも同じ問題が発生したので、最近のソニーの機種ではデフォルトの設定がこうなっているようです。あくまでカメラ側がルータとして振舞う動作になっているようで、iPhone側でWiFi設定画面からIPアドレスなどを見てみると、QX100とQX1ではDNSアドレスの記載などに差異がありました。手動でいくつか設定変更を試みた限りでは、ダメでした…)

ちなみに、明日(10/14(火))はICTを活用した教育で非常に有名になった私立の「広尾学園」で公開授業があります。このブログでも何度となく紹介してきましたが、今回も訪問予定です。台風の影響が無ければ、予定通り実施される…はず。
その際、このQX1をうまく使ってみようと思います。(上記の課題を考えると、今回はサブ機のAndroidを持ち出さないとダメそうです)