EverLearning!

モチベーションワークス株式会社 および 一般社団法人iOSコンソーシアム 代表理事 野本 竜哉 による、ICT機器を活用した学習の動向をレポートするブログ。ここでの投稿内容は、所属組織を代表するものではなく、あくまで個人としての情報発信となります。

教育ICT推進 の検索結果:

学校に端末を入れるための仕組み案

2014.1.27 太字斜体部分を追記しました今日は「そもそもお前は教育とICTを通じて何をやりたいんだ」という、よく聞かれる事について考えを提示したいと思います。まだ荒削りですが、批判や反論、思考が浅い!と喝を入れられる事を覚悟の上で、敢えて思考過程を出力してみます。結論から言うと「先生と生徒が本気で楽しめる学校づくりに貢献したい」です。ぶっちゃけた話、ICTはその手段として有効だと信じているだけで、目指す姿はこれです。学校や授業がつまらなくなる理由はいろいろあると思います…

教育ICT推進の背景7:社会人編(最終回)

…要素を「線」にし、「教育ICT推進」という一つの流れに繋がったと感じるようになったのです。そしてようやく「自身が教育ICTの推進に貢献できることがある」と実感するに至りました。 しかし、まだまだ困難や、解決すべき課題は盛りだくさんです。ようやくスタートラインに立つための要件がそろい始めたと言える状況にすぎないでしょう。それにまだ、最後のピースとして、「自身がKDDIの中で教育系事業に携わるポジションを得る」という重要なミッションも残っています。ここは是が非でも頑張っていきたい…

教育ICT推進の背景6:就活/研究室編

PCと同等のブラウザ環境を出先でも使えること。これは、この数年でスマートフォンの普及で当たり前になったものの、自分が就職活動をしていた2008年の3-4月頃ではまだ、珍しかったのです。iPhone 3Gが日本で発売されたのが、この年の7月だったからです。 担当していた受験学年を無事に送り出し、塾講師を引退したのが3月初頭。ほぼ、就職活動が本格化する時期に、身体を身軽にして短期集中決戦を挑もうと思っていた私は、このタイミングまでに色々な準備をしてきました。 具体的には − はじ…

教育ICT推進の背景5:塾講師編

大学3年生の時、私はある決意をします。 「大学院は、学費・生活費ともに自力で通う事にしよう」 同じ大学、同じ音楽部で時折バンドも一緒に組んでいた友人が、制作や課題をこなしながら複数のバイトを掛け持ちし、念願の大型二輪免許取得とバイクの購入を達成していた様子を間近で見ていて「やれば出来るんだな」という勇気をもらったのがきっかけです。 自分は情報工学科でしたから、PCとメールがあれば最悪、出先や自宅でも課題や制作は出来る。それに、2年の浪人により親に余分な負担を強いた分くらいは、…

教育ICT推進の背景4:携帯編

3年間に及ぶ受験生生活、流石に3度目のセンター試験ではある程度の結果が出たためセンター利用の私立大学でいくつか合格を確保も、国公立はやはり撃沈…。最終的に、選択肢は芝浦工業大学 通信工 と 工学院大学 情報工 の二つに絞られました。 この中から「教育×ICTを扱っている研究室がある」という理由で、工学院大学を選びました。たぶん、大学入学時の段階で研究室を見て決めたという人は少ないと思います。それくらい、大学選びの段階で自分は「教育とICT」を軸にしていたとも言えます。 大学で…

教育ICT推進の背景3:”軸”編

激しい数学アレルギー対策を含め、受験に立ち向かう勇気こそ得たものの、絶対的な学習時間はどう考えても足りず、センター試験惨敗、単願の国立大学も不合格。しかも、国公立の後期出願をし忘れるという超ド級のチョンボをやらかし前期試験発表の段階で浪人が確定するという事態になってしまいました。 そこで、地元の河合塾に通う事になりました。期せずしてそれは2年間になってしまったのですが…その間、自宅のPCの老朽化(と自分が切望していた)新たなPCであるVAIOを手にし、CLIEなどのデジタル機…

教育ICT推進の背景2:転換点編

PEG-S500C。 未だにその型番が直ぐに出てくる、自分を変えたデバイスです。私が情報系+教育分野の道に進みたいという思いを確固たるものにしたもの。それが「パーソナルエンターテイメントオーガナイザー、CLIE(クリエ)」でした。13年前の製品ですが、まだ情報ページが残っていました。http://www.sony.jp/products/Consumer/PEG/PEG-S500C/top.html いわゆる「ハンドヘルドコンピュータ」と呼ばれる、PCと同様にCPUやメモリを…

教育ICT推進の背景1:挫折編

今回から数回にわたって、筆者がなぜ「教育ICTの推進という考えを持つに至ったか」について、筆者の過去を投稿していきたいと思います。実は、13年以上前の、自分がまだ「生徒」だった頃から、教育にICTが入ってくる事によって世の中がもっと変わるのでは、と考えていました。私は高校2年生の頃からホームページなどに自身の日記をつけていた事も有り、かなり「当時の自身の考え方」が風化されずに残っていました。そのため、以下の文章はそれらを参考に構成したものです。なお、同様の文章はFaceboo…